PROBLEM
現在の在宅医療の課題
2042年まで続く少子高齢化。
在宅医療の普及、効率化は喫緊の課題。
現在、日本の65歳以上の高齢者数は3,500万人。総人口に占める割合は約3割となっています。
さらに少子高齢化により、年々高齢者数は増加しており、この状況は2042年まで続くと予測されています。(出典:厚生労働省)
それにもかかわらず、医療費削減のために医療機関の病床数は減少しており、またご高齢の患者数は急速に増加している一方で働き手は減少しています。
在宅医療および医療業務の効率化は喫緊の課題となっています。
この課題に対しては、近年普及しているIoTを医療の現場に導入し、在宅医療及び業務の効率を高めるなどの解決策が考えられます。
しかし、IoTによる在宅医療の普及に大きく貢献するスマートフォンやタブレットは、ご高齢者にとっては馴染みがない上に操作しづらいので、在宅医療が受け入れられにくい状況にあります。
PROPOSAL
課題解決への提案
住み慣れた自宅で、自分らしい生活を
患者様の体調や室温を検知出来るバイタルセンサや環境センサ、AIカメラなどを用いて、自宅のベッドを病院のベッドのように機能性を向上できます。住み慣れた自宅で、安心して自分らしい生活を実現できます。
患者様の増加、医療従事者の減少を解決
患者様の容態管理やスタッフの勤務状態の管理など、在宅医療に関わる様々な医療業務を高度に効率化することで、ご高齢の患者様の急速な増加、医療従事者の減少といった在宅医療の課題を解決します。
ご高齢者に寄り添い、在宅医療の普及に貢献
ご高齢者にとって身近で馴染みのあるテレビの大画面を用いることで、医療機関とのビデオ通話を受け入れやすくなります。ご高齢者にIoTの技術が優しく寄り添うことで在宅医療の普及に貢献します。
SOLUTION
その1 : スマートホームメディカルケアが解決
患者様の情報や業務の管理を効率化。
スマートホームメディカルケアは、患者様へのお声掛け状況、バイタルデータ、訪問スタッフの業務記録や現在地等を一元管理できるシステムをご提供しています。
これにより、患者様の容態を関係者間でリアルタイムに共有し、有事の際には即座に対応することができます。
SOLUTION
その2 : テレビによるお医者様とのビデオ通話
ご高齢の患者様にも馴染みやすいパッケージをご提供。
スマートホームメディカルケアは、ご高齢の患者様でも馴染みがあり、使いやすく、お医者様の顔が見やすい、テレビによるビデオ通話をパッケージとしてご提供しています。
また、医療機関から通話発信すると、自動で通話が開始されるため、患者様が煩わしい思いをせずにビデオ通話に対応していただけます。
FUNCTION
医療業務を高度に効率化する機能
お声がけ機能
医療機関から患者様に通話発信すると、患者様のテレビやタブレットが自動的に応答しビデオ通話が開始することができます。
環境管理機能
患者様宅の室温センサが高温を検知すると、通知を受け取ることができ、患者様の熱中症を防ぐことができます。
体調管理機能
患者様の体調をバイタルセンサで取得し、そのデータを一元管理できます。
ダッシュボード機能
患者様からのナースコールへの対応状況や緊急アラート件数など、業務の概況を把握することができます。
患者管理機能
患者様の入退院状況や機器の利用状況、お声がけ管理などを一元管理できます。
動態管理機能
(オプション)
医療機関関係者の訪問状況やタスクの進捗を管理できます。
CASE STUDY
織田病院様での実証実験
自宅のベッドをバーチャルな病棟にみたて、
より多くの患者様の受入を。
高齢化が進む佐賀県で100年以上にわたり地域を支え続ける「祐愛会織田病院」。
高い病床稼働が続いており、その状況を解決する画期的な取り組み「メディカルベースキャンプ」の中で「Smart Home Medical Care」をご利用いただいております。
「メディカルベースキャンプ」は「患者様の自宅ベッドをバーチャルな病棟にみたて、より多くのご高齢の患者様の受入を実現する取り組み」のことで、退院直後の患者様を病院から見守ることで、院内での治療から在宅医療にスムーズに切り替えることを目的としています。
医師、訪問看護師、ヘルパーなど様々な業種のスタッフが連携し、患者様の状態に合わせてご自宅を訪問することで、退院後の継続的なケアを実現しています。
様々な業種のスタッフとの連携や、ご自宅にいる患者様の状態の把握に「Smart Home Medical Care」をご利用いただくことで、業務を高度に効率化することができます。