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#11

新卒入社 2009年入社 経営企画本部 坪沼

新卒入社 2009年入社 経営企画本部 坪沼

経営企画本部として、さまざまな社内業務のプロセス改善に従事。2022年度よりビジネス研修の企画推進も担当。

オプティムで新入社員向けの研修の一環として行われている、「ビジネス研修」。この研修は、営業や企画などのビジネス部門に配属予定の新入社員向けに、現場配属後の業務内容に即した実践的かつ具体的な知識やスキルを学び、配属後の一人ひとりの活躍を最大限支援する研修プログラムである。 今回は2022年度から新設されたこのビジネス研修の初代塾長を任されている坪沼さんに、ビジネス研修の内容やオプティムがそこに込める思いについて話を伺った。

まずは坪沼さんのご経歴やオプティムに入社以来どのような仕事をされてきたか教えてください。

2009年に新卒で入社し、社歴としては13年ほどになります。 品質検証→企画→技術営業→営業と経験し、2年ほど前に現在の経営企画本部に異動してきました。経営企画本部ではさまざまな社内業務のプロセス改善に従事してきました。そして、2022年度より今回お話させていただくビジネス研修の企画推進も担当させていただいています。開発部門、ビジネス部門、そして現在のバックオフィス部門と会社横断で幅広い経験を積んでいるというのは社内でも稀有な事だと思っていますし、ビジネス研修の塾長を担う上でも活かされたポイントだと感じています。 人事業務はこれまで経験したことはないのですが、どの部署にいるときにも毎年のように新入社員のOJT担当かメンターとして新しい仲間をサポートする役割を担うことも多くありました。そんな背景も影響したのか、経営会議の中で新卒向けビジネス研修の新設が決まった際に、ビジネス部門で豊富な業務経験があり、後輩の育成に熱意を持って取り組んでくれる人に塾長をやって欲しいというところから、役員から名指しで「坪沼さんに任せるのがよいのではないか」とご推薦いただいた、と上司から聞きました。

「ビジネス研修の塾長を任せたい」と打診があった際、率直にどのような心境でしたか?

最初は驚きましたが、経営陣から直接ご指名をいただいたのは素直に嬉しかったです。また、組織体制にとらわれず人事ではない私をご推薦頂いたという柔軟な考え方は「あらゆる属性を意識せず」常に最良を追求するオプティムらしいなと思いました。 現実的には研修を作った経験もない自分に出来るか不安な部分もありましたが、これまでの経験を活かし、長く在籍したビジネス部門の強化に貢献できる仕事に凄くワクワクしたのを覚えています。

ビジネス研修は具体的にどのようなプロセスで作っていったのでしょうか?

まずはビジネス部門の役員・ディレクター陣から、研修の目的や具体的な内容のイメージなどをヒアリングしました。特に営業担当取締役の休坂からは、ビジネス研修に対する想いや具体的なプランイメージを共有いただき、それをベースに具体化していきました。 大枠の構想が定まってからは、各コンテンツの講師となっていただく方を社内で募りながら、その方と協同で研修コンテンツの作り込みを行いました。オプティムの良さの一つでもありますが、新卒研修に限らず勉強会などはこれまでも各所で行われてきており、今回はそうした既存のコンテンツもフル活用して研修を作りました。

ビジネス研修の中身は具体的にどのようなことをするのでしょうか?

本研修の中心は、オンライン講義やワークショップを通じた基礎知識・全体像の理解です。一部例を挙げますと、以下のような内容のカリキュラムを作りました。 ・ビジネスの基礎(ソフトウェア開発の流れ・全体像、製品理解、ロジカルシンキングなどの汎用的なビジネススキル、など) ・営業業務の基礎(営業機能の全体像、提案~獲得までの流れ、基本動作・心構え、など) ・企画業務の基礎(企画機能の全体像、業務プロセス、製品リリース、など) ・法務・会計の基礎(契約書、内部統制、受注と計上の考え方、など)

また、座学だけではなく、個人やグループで取り組む課題も多く取り入れました。聞くだけではやはり学びの効果が薄れてしまうと思いますので、座学と実践のバランスは研修設計上一番意識をしていたポイントの一つです。特にグループで課題に取り組んでいただく機会を多く設けたのですが、それはグループ課題を通じて同期同士の関係性を深めてほしいという意図もありました。

さらにこだわったポイントとして、配属後にすぐ任されることが多い、議事録作成、稟議申請、各種システムの使い方などの業務のやり方を研修中に習得できる機会を設けました。配属後に少しでも「これならできる!」と思える業務があった方が、新卒のみなさんも配属後に余裕を持って取り組めますし、上長としても早速任せられるお仕事があるのは助かるので、ぜひやりたいと思っていました。

研修はどのような人が講師をするのですか?

一部外部研修を活用しましたが、ほとんどの研修講師はオプティム社員が行いました。 知識やノウハウを共有することが好きな社員も多いのがオプティムの特長で、みなさん積極的にビジネス研修にご協力いただきました。 当社の創業メンバーやコンサルティングファーム出身のディレクター、前職でお金をもらってクライアント向けにビジネス研修講師をしていた人もいるなど、なかなかと豪華な講師陣だったと思います。それぞれの講師が、事業企画、Webプロモーション、営業、マーケティング、法務や経理などのさまざまな領域の第一線の現場で活躍している社員ばかりです。 また、実際の上司になるマネージャーや身近で一緒に仕事をすることになる入社2~3年目の若手先輩スタッフにも講師をお願いすることで、配属後にスムーズに仕事が進められるようなネットワーク作りができることも意識しました。

研修後の配属に関してはどのようなプロセスで決定しますか?

配属に関しては、各部署の人員計画や、本人の希望や適性などを総合判断して最終的には経営陣で判断しています。全員の希望を叶えてあげることは難しいので毎回悩ましいですが、やはり一人ひとりがモチベーション高く最高のパフォーマンスが出せる状態を作りたいと思っており、毎年配属検討プロセスは試行錯誤しながら進めています。 例えば、新入スタッフの希望は日々移り変わることもよくありますので、ビジネス研修期間中、定期的に配属希望のアンケートに回答してもらうことで本人の希望を正確に捉えるよう努めました。また、最終的に判断するディレクター陣が、できる限り一人ひとりの顔や特長や志向を理解した上で判断できるよう、配属部署のディレクター全員とランチをする機会を設けました。

今年はじめて行う研修とのことですが、やってみて感じたことはありますか?

短期間で作った研修なので正直自転車操業になってしまった部分もありますし、各所に至らない点はあったと思います。そんな中、新入社員のみなさまが積極的に取り組んで下さったこと、オプティムの理念にもあるように、「楽しみながら挑戦」して下さったことで、非常に良い研修になったと感じています。私自身、新入社員と毎日を共にしたことで深い関係性を作ることができ、配属後もよりサポートしていきやすくなったと感じています。 配属先の先輩社員からは、自分たちが入社し配属した直後に分からなくて苦労したこと、教えてもらいたかったことが研修で網羅されていたようで、「自分もこんな研修があったらぜひ受けたかった」といった声や、「実際の業務へもよりスムーズに取り組めている」とコメントをいただきました。

また、今後は今回作ったコンテンツを活かしながら、新入社員に限らず、若手社員、中堅社員のスキル向上も支援していきたいと考えており、さっそくディレクターと相談をしながら検討を進めています。

最後にオプティムへの入社を考えている人へメッセージをどうぞ

みなさんがオプティムに来るまでにもっともっと良い研修にブラッシュアップをしておきます。配属後のフォローも充実させ、必要な知識、経験を習熟してもらい、楽しみながら挑戦してもらえればと思います。 みなさんの活躍は私含めオプティム全員でサポートするのでぜひ一緒に挑戦しましょう。