福岡市実証実験フルサポート事業「Beyond Coronavirus」に採択された
「多目的ＡＩカメラサービス」プライバシーポリシーについて

初版　2020年　12月　3日

改訂　2021年　2月　24日

九州電力株式会社と株式会社オプティムは、福岡市実証実験フルサポート事業「Beyond Coronavirus」実証実験プロジェクトに採択された「多目的ＡＩカメラサービス」（2020年7月1日お知らせ済み）の実証試験を福岡市東区の香椎副都心公共施設「なみきスクエア」と福岡市地下鉄天神南駅で実施いたします。
本実証課題において取得する個人情報は、個人情報の保護に関する法律その他関係法令に従い、下記のとおり個人情報の適切な取得・利用・管理に努めてまいります。

1.　情報を取得する者等の名称

九州電力株式会社
株式会社オプティム
2.　実験期間

2020年 12月 9日から 2021年 2月末まで（予定）
3.　実験の内容

「多目的ＡＩカメラサービス」とは、１台のカメラで撮影した画像をＡＩで解析し、混雑検知やマスク装着有無の判別など複数のサービスを同時に提供するものです。１台のカメラで複数のサービスを利用でき、カメラの増設が不要であることから、必要なサービスを柔軟かつ安価に利用することが可能となります。
今回の実証実験では、なみきスクエア及び天神南駅に設置したカメラで混雑度合い（人数カウント）及びマスク装着有無の判別と音声による装着喚起の有効性や技術的課題、運用上の課題等を検証します。また、なみきスクエアでは、コカ･コーラボトラーズジャパン株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：カリン・ドラガン）と協業し、同社自動販売機の上部に多目的ＡＩカメラを設置することで、生活の身近にある自動販売機に新たな付加価値を見出してまいります。
　本サービスの提供により、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐ、新しい生活様式を取り入れたまちづくりに貢献してまいります。
4.　個人情報の取り扱い

本実証では撮影画像から抽出した個人特定につながらない統計情報（マスク検知データ・入場者数カウントデータ・混雑検知データ）のみを扱います。撮影画像は加工後破棄し、サーバにも保存されません。また、第三者に提供されることもありません。
詳細は下記の表１に記載しております。補足情報として表２、図１もご参照ください。
5.　通知・公表の方法、利用者関与の方法

本実証実験では、カメラ画像利活用ガイドブック（経産省・総務省）に基づいて、画像データ取得に関する事前告知（通知文の掲示、Webでの周知等）を実施します。通知文は、カメラ設置箇所近くにわかりやすく掲示し、さらに以下のHP上に本プライバシーポリシーの掲示を行います。
https://www.optim.co.jp/ai-camera/poc-of-fukuoka-city2020.html

6.　問い合わせ窓口

九州電力株式会社　情報通信本部
（多目的ＡＩカメラサービス実証実験担当）TEL 092-726-1522

表1：「多目的ＡＩカメラサービス」における個人情報取り扱い方針

	なみきスクエア	天神南駅
センサー	ネットワークカメラ（1台）	ネットワークカメラ（1台）
収集データ（１次データ）	画像データ	画像データ
記録される個人の範囲	なみきスクエア施設内を通過する者	天神南駅内を通過する者
データ収集に関する周知方法	カメラ設置箇所周辺にポスター及び表示板掲示	カメラ設置箇所周辺にポスター及び表示板掲示
データ収集者の同意を得る方法	なし	なし
データ収集タイミング	常時	常時
１次データの蓄積期間	なし	なし
１次データの廃棄方法	2次データを生成後に消去	2次データを生成後に消去
１次データの第３者への提供及び目的外使用	なし	なし
１次データの活用法（１次データの利用目的）	なし	なし
２次データの蓄積場所	オプティムが管理するクラウドサーバ（*1）	オプティムが管理するクラウドサーバ（*1）
２次データの蓄積期間	2022年3月まで。ただし、延長の可能性あり。	2022年3月まで。ただし、延長の可能性あり。
２次データの廃棄方法	蓄積期間満了後に消去	蓄積期間満了後に消去
２次データの活用法	多目的AIカメラのサービス検討	多目的AIカメラのサービス検討